建物を分解する、ばらばらにするという意味があります。
・解体の部位、内容
解体といっても、住宅全体の解体、内装など住宅の一部解体、ブロック塀の解体、擁壁の解体、庭の解体、駐車場の解体、樹木の撤去、太陽光発電の取り外しにいたるまで様々です。
建て替えの場合は当然すべて取り壊します。リノベーションでは、減築など取り壊す部分が大きい場合、重機を使いながら、その後、人の手にによる解体工事となります。活かせる部材、取り壊す部材を見極めることも、職人さんの技術の一つです。
・解体の費用
リノベーションの場合、手作業による解体の度合によって、建て替えの解体と同等またはそれ以上の費用がかかることもあります。工事の範囲が限定される場合はコストも抑えられます。近年解体費も高騰傾向ですが、仮に解体費用が高くなったとしても、使える部材が多ければトータルではコストを抑えることにつながります。
接する道路が狭い場合、作業時間がかかるため費用が高くなることがあります。
・リノベーションの解体の注意点
解体した際にシロアリ被害をはじめ、新たに劣化状況に気づくケースも多いです。リノベーションの場合は追加工事の発生についても、依頼先のリノベーション会社担当者と事前にすり合わせておく必要があります。
※写真:筆者撮影