「ジャパンディ(Japandi)」とはジャパン(日本)とスカンディナビア(北欧)を組み合わせた造語。和のテイスト、静寂さと北欧のデザインやミニマリズムをミックスさせたスタイルです。精神性という観点では日本の「わびさび」と北欧の「ヒュッゲ(居心地の良い空間)」の融合とも言える奥深いものを感じます。
「ジャパンディ」について公式なホームページや資料は見当たりませんが、日経新聞2022年10月30日号で大々的に特集を組まれ紹介されていました。当時の記事によると、「ジャパンディ」という言葉が一部で使われ始めたのは2017年頃のことで、日本とデンマークの外交関係樹立150周年の式典でも使われて、(海外では)2020年末頃に流行の兆しが出始めたということです。自然素材を使ったシンプルなスタイルを指すと書かれています。
上記の通り「ジャパンディ」は海外を中心に注目されており、日本での記事は限られますが近年、日本国内でもネクストトレンドとしてVOGUE JAPNに取り上げられる(2023年9月)などの動きがあります。
元々、通じるものがあり、共鳴していた日本と北欧ですが今後、より進化した暮らしに向けて、既存の状態があるリノベーションだからこそ、見た目でも目に見えない精神性の部分でも「ジャパンディ」を取り入れる動きが広まるかもしれません。