リノベーションを検討する際に、依頼先は大きく2つに分けられます。一つは大手企業、もう一つは地域の工務店、住宅会社です。リフォーム全体のアンケート調査では、若年層のほうが大手に依頼する傾向があるようです。
※データ=リフォーム依頼先(出典:住宅リフォーム推進協議会2023年2月)
大手と言っても会社のカラーがありますし、工務店も様々ですが、傾向として下記のような特徴があります。
大手企業
・営業パターン、見積り、設計にいたるまでパターン化されている(見積りもシステム化されており、30分で見積書を作成できる会社もある)
・見積りがシンプルで「坪単価×施工範囲の面積」にて算出(見積書が2枚程度の例もある)
・全国で蓄積した豊富な施工事例
・大半が新建材を採用する(自然素材は重視しない、オプション対応など)
・工事品質は大工さんの力量による
・耐震は上部構造評点を提示するが断熱、気密の数字(UA値やC価)まで提示する例は見受けられない
・全国的にブランド力がある
地域工務店
・大手ほどのパターン化されている例は少ない(したがって、見積提出は時間がかかるケースが多い)
・見積りは詳細に算出するため20~30枚になることが普通(当初概算提示し、その後、詳細見積りをする例もある)
・地域に密着し、地域の施工事例を蓄積
・地域の気候を知り尽くしており、その地域ならではの提案を得意としている会社も存在
・自然素材を標準としている例が多い(珪藻土、漆喰、県産材、または国産材など)
・年間件数に限りがある分、工事品質は目が行きとどきやすい傾向
・会社によるが、耐震、断熱の性能数字を提示し、基礎や気密までこだわる会社が存在
・地域(自社の施工範囲)での信頼、ブランディングを大切にしている
以上のように、生産性を追求する度合いや施工へのこだわりといった価値観の違いがあります。それぞれメリット・デメリットがあります。傾向として、工務店は自社アピールを苦手とする会社が多く、一般の消費者が探すのに苦労する例もあるようです。
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