リノベーションの依頼先に関しては、会社を絞ることが前提ですが、さらに信頼できる担当者に出会えるかどうかもカギとなります。
下記は私が過去に出会った、信頼できる担当者の傾向です。端的に言えば、リノベーションの知識、実績ということになりますが、より具体的に見ていくと次のようになります。
信頼できるリノベーション担当者 チェックポイント
□特に初期の段階において、要望に対してじっくりヒアリングしてくれるか
□リフォームとリノベーションの違いを理解しているか
□施工事例の解説、見学会での説明の際に、単に施工後の解説だけでなく、悩みと要望など暮らしの文脈に沿ったビフォーアフターであることが伝わってくるか
□現況の診断(インスペクション)の際にも知識、経験が感じられるか
□相続、贈与、資金面(ローン、補助金)など幅広く基礎知識を保有しているか
□会社の強みとお客様のベネフィット(便益)を明確に言い切ることができるか
□耐震補強に関して、現行の基準(評点1.0)以上を目指すなど明確な指針があり、性能数字で説明できるか
□「柱を取る、取らない」といった見解を求められる場面で、頼りない反応をしていないか
□断熱改修に関して、現行の基準(エリアごとのUA値)以上を目指すなど明確な指針があり、性能数字等ファクトベースで説明できるか
□デザイン、テイストに偏りすぎていないか
□家族間で要望や意見の相違がある際は間に入って調整役を担ってくれる
□一方的な提案ではなく、また、従順すぎることもなく、お客様の要望とプロとしての提案のバランスが良いか(すり合わせを重視)
□実家リノベなら実家に対する共感や、古民家リノベなら古民家ならではの価値に対するリスペクトがあるか(思いやり、寄り添い)
□建て替えかリノベかという状況においては、顧客視点で家に対する思い入れと、構造面や劣化度合からの判断、それぞれから最適解に指し導く姿勢があるか
□安易に値引きをしないか(極端な値引きは特に要注意)
以上、すべて当てはまるということではなく、あくまでも傾向として、記載しました。また、会社によっては分業制で役割分担されているケースもありますが着眼点のヒントにしていただければ幸いです。