昨年(2023年)11月に、鹿児島大学の研究グループが鹿児島県内各地域の浴室内突然死が発生しやすい環境温度(最高気温、最低気温、平均気温、日内気温差)を特定することに成功し、その結果に基づいて浴室内突然死(ヒートショック)を予防するための入浴時警戒情報を発信する取り組みがスタートしました。
鹿児島は心疾患7位、脳血管疾患3位、呼吸器疾患1位(以上発生率、北海道大学調べ)というデータもあるようです。温暖なイメージがある鹿児島ですが、冬季死亡増加率も全国的に上位(6位)です。
(下記プレスリリースから抜粋)
・鹿児島県内で過去 14 年間に発生した浴室内突然死の検視全例を解析
・浴室内突然死は、鹿児島県内で交通事故死の約 2.5 倍の件数が発生
・浴室内突然死は、冬季の高齢者に集中して発生する
・浴室内突然死の発生は、発生日の環境気温(最高気温、最低気温、平均気温、日内気温 差)と密接に関わっていることが明らかとなった
・浴室内突然死が発生しやすい各環境気温に基づいて、危険な日には入浴を控えるように入浴時警戒情報を発令する
このような注意喚起が各地に広まることを願いつつ、コラムとして共有します。
※鹿児島大学ホームページ(上記は2024年2月26日の該当ページ)
https://www3.kufm.kagoshima-u.ac.jp/legalmed/heatshock/index.php